ヒューマンライツ委員会
社会福祉法人 愛隣園 / 障害者支援施設 愛隣館
令和4年度
ヒューマンライツ委員会基本方針
委員長 | 守田直人 |
---|---|
副委員長 | 本田智子 |
渡辺仁美 | |
納富 久 |
- 1、委員会の目的、求めていくことについて
-
- 本委員会は障害者(利用者)の権利擁護と虐待防止のために、委員会での勉強会や事例検討を通して人権に対する意識を高め、周知していく。その中から、サービスの質と接遇の向上、利用者の方々の満足度の向上を目指すものにしていきたい。
「虐待がないこと」は生命や生活を預かる福祉サービスを実施するにあたっては、最低限のことである。虐待ゼロを目指すのは、例えば飲食店でいうと、「食中毒をなくす」などといった、サービスを受ける側からすれば当然のこととも言える。
虐待防止から一歩進んで、利用者の方を権利の主体として、よりその方らしい(個人の想いやストーリーを重視された)生活を営める愛隣館のサービスを目指し、サービスの質を高めていきたいと考える。
- 本委員会は障害者(利用者)の権利擁護と虐待防止のために、委員会での勉強会や事例検討を通して人権に対する意識を高め、周知していく。その中から、サービスの質と接遇の向上、利用者の方々の満足度の向上を目指すものにしていきたい。
- 2、委員会の運営方針について
-
- 権利のことを考えることは自分自身の振り返りと成長にもつながる。当事者意識を持って各委員に話し合いに入ってもらいたい。
- 委員会構成員は年齢やキャリアも多様であるため、それぞれの意見が貴重である。なるべく萎縮せずに意見を交わせるようにしたい。
- 意識が低いスタッフに対して、批判するのではなく、一緒に向上していくという役割が委員にあることを意識する
(案)委員長、副委員長はファシリテータ(水先案内人)として意見の統括、まとめ、進行を行い、適切な進行と助言ができるよう人権感覚を高める。
事例検討など話し合いにおいてグランドルールを設けておきたい。・他者の意見を否定しない
・誰かが話している時には最後まで聞く
・多様な意見を出す場にする
・一人で長く話さない など
- 3、委員会活動のサイクルについて
-
- ひと月おきに各部委員会を実施し、全体会を3ヵ月に一度実施する(第4木曜日)
(生活ケア部委員会の月→地域福祉部委員会の月→全体会の月…というサイクル)
その他必要時には委員長が招集を行う。
委員会を開く前に委員長、副委員長は会議の取り扱いテーマ、事例について協議しておく。 - 委員会での活動や協議内容は各委員に周知する。委員は協議された内容や、今後徹底することなど、ミーティングや議事録配布などで確実に伝達する。
- 何か一つは気づきや実践方法を持ち帰り、周知し広げていく会にしたい。秘密保持に留意しつつ、協議内容を要約して周知する議事録を配布。
- 取り決めの周知と改善を要する事項に関して、モニタリングと評価を行う。
- ひと月おきに各部委員会を実施し、全体会を3ヵ月に一度実施する(第4木曜日)
- 4、各部委員会の内容(基本)
-
- 出席確認、記録係決め 各部(各セクション)報告(10分)
- 時事テーマ(虐待事案や調査内容の情報共有)(5分)
- 事例、テーマ検討(13分)
- まとめ、アクション持ち帰り(何を周知し、実践にするのかなど)(2分)
★時間をかけて話し合い、解決が必要な場合、ワーキングチームを構成する。(委員長指名)
- 5、活動評価方法
-
- 委員会での活動について周知、実践を行い、報告を行うサイクルを蓄積する
- 一番の評価は利用者の方の声。満足度調査の実施
- セルフチェックリスト振り返り、分析
- 6、取り扱いテーマ
-
- 実際の起こった事例や苦情としてあがったものについて
→「○○をしない」というよりも、こういう対応をとればより利用者の方に寄り添えるのでは?適切なのでは?信頼関係を深めるのでは?という観点で協議したい。
- 人権とは何か。障害者権利条約・差別解消法・虐待防止法等の周知。
- 適切なケアと不適切なケアのルール
- 虐待や不適切対応が疑わしい場合の対応について 注意し合える空気作り
- 利用者の方から暴言やハラスメントを受けた場合、職員間ハラスメントへの対応
- アンケート、セルフチェックリストの結果から
- 生活支援と権利擁護 ニーズへの気持ちの良い対応
- 実際の起こった事例や苦情としてあがったものについて
- 7、年間を通しての活動
-
- 各部委員会 全体会 各月実施を基本の活動とする(第4木曜日の予定)
- セルフチェックリストの実施、集計
- 新任職員研修
- 身体拘束適正化部会 ガイドライン運用を開始する 事例検討
- 満足度調査のアンケート内容を改定、調査の実施
- 各セクションにおける周知方法の確立